手足がすぐに冷たくなる、年中寒さを感じる……。

女性の半数以上が悩まされているともいわれる冷え性。「体質だから仕方ない」「病気じゃないから」と我慢していませんか。

しかし、冷え性を軽く考えるのは要注意。「冷えは万病のもと」ともいわれるように、体が冷えるとさまざまな不調が起こりやすくなります。

冷えや不調から体を守るために、冷え性について知り、効果的な対処法を身につけましょう。

 

冷え性はさまざまな不調を引き起こす

体調不良の女性そもそも冷え性はなぜ起こるのでしょうか。その主な原因の一つが自律神経の乱れ。ストレスや睡眠不足などによって自律神経が乱れると、体温調節機能がうまく働かなくなり、血行が悪化して冷えを招きます。

また、熱は筋肉によって生み出されるため、筋肉量が少ないと冷えやすくなります。冷え性は女性に多くみられますが、その理由は男性に比べてもともと筋肉量が少ないからです。

冷え性は体が冷えてつらいだけではありません。体が冷えた状態が長く続くと、免疫力や代謝が低下して、さまざまな不調が起こりやすくなります。

冷え性との関係が考えられる不調には、主に次のようなものが挙げられます。

  • 肩こり・腰痛
  • 胃腸の不調
  • 不眠
  • かぜ・アレルギー
  • 肌トラブル
  • むくみ・太りやすい
  • 生理痛・生理不順

関連:冷えは万病のもと!冷え性が招く不調と体を温める4つのコツ

 

冷え性は症状によって4つのタイプに分けられる

冷え性_女性冷え性と一口に言っても、原因や症状によって対処法は異なります。原因や症状でみると、冷え性は大きく4つのタイプに分けられます。

  • 四肢末端型(やせ型の女性に多く、手足がいつも冷たい)
  • 下半身型(のぼせやすいのに、下半身は冷えている)
  • 内蔵型(冷たいものを好み、胃や腸の調子を崩しやすい)
  • 全身型(体温が低く、年中冷えを感じる)

冷え性の原因を理解せず、やみくもに対処しても、根本的な改善につながらない可能性があります。冷え性を根本から改善するためには、自分の冷え性のタイプを知り、それに応じた適切なケアが大切です。

関連:あなたの冷えの原因は?4つのタイプ別冷え性の対処法

 

暑い季節も要注意!自覚しにくい夏の冷え性

夏の冷え性_女性一見、冷えと無縁とも思える夏ですが、実は体を冷やす要因が数多くあり、冷えに注意したい季節です。

夏の冷え性の最も大きな要因が冷房。冷房が効いた室内と屋外の激しい温度差にさらされると、体温を調節する自律神経の働きが乱れて、冷えを感じやすくなるのです。特に女性の場合、夏場は薄着になり、肌の露出が多いファッションが増えてきます。そうした恰好で冷房の効いた室内に長時間いると、ますます冷えを助長する要因に。

また、食事面においても、夏はそうめんやアイスクリームなど冷たい飲食物を食べる機会が多く、気づかないうちに体を冷やしている可能性があります。

気温が高いことから、自覚しにくい夏の冷え性ですが、放っておくと頭痛やだるさ、食欲不振などさまざまな不調を招く原因になります。寒い季節だけでなく、夏も冷え性対策を欠かさないようにしましょう。

関連:暑い季節でも実は冷えている?気をつけたい夏の冷え性対策

 

加齢とともに冷えを感じやすくなる?

悩んでいる主婦「自分は冷え性じゃないから大丈夫」という若い女性も油断は禁物。若いころは冷え性でなくても、年齢とともに冷えを感じやすくなってくるからです。

その理由は主に2つ。ひとつは筋力の低下です。熱は筋肉によって生み出されますが、加齢に伴って筋肉量は減少していくため、熱を生み出す力が弱くなるのです。もうひとつは、女性ホルモンの減少。更年期になると、女性ホルモンや自律神経のバランスが乱れがちになり、血行が悪化して、冷えやのぼせといった症状が起こりやすくなります。

関連:年齢とともに冷えやすくなる?冷え性と加齢の関係とその対策

 

冷え性は体の内側から温めて改善!

食事をしている女性冷えを防ぐためには、体を外側から温めるだけでなく、体を内側から温めたり、熱をつくる力を高めることが大切です。

まずは熱をつくる材料となる食事をしっかり摂りましょう。極端なダイエットなどで食事量が不足すると、体内でつくられる熱が少なくなり、冷え性の原因になります。また、食べ物の選び方にも気をつけてください。冷たいものを控えて、常温以上のものを口にするようにしたり、体を温める性質を持つ食品を意識的に食べるようにしましょう。

関連:食べて冷え性を改善!体を温める食事のコツ6つ

また、食事と同様に重要なのが運動です。運動することで筋肉量が増えれば、その分熱の産生量も上がり、冷えにくい体をつくることができます。

関連:冷えにくい体をつくる!簡単冷え性改善エクササイズ

 

<参考>
石原結實『病気知らずの体をつくる 石原式 冷え取り健康法』西東社、2009年
対馬ルリ子総監修『夏冷え・冬冷えがつらいときの本』小学館、2009年

伊藤剛「病気が潜んでいることも ――つらい『症状』に5つの原因」ヤクルト『ヘルシスト』vol.235、2016年、p20-23.(http://www.yakult.co.jp/healthist/235/img/pdf/p20_23.pdf)
オムロンヘルスケア オムロン式美人(http://www.healthcare.omron.co.jp/bijin/)
ツムラ 漢方ビュー「どうして冷え症になりやすいの?」
(https://www.kampo-view.com/woman/mechanism/hieshou.html)
ニプロ すこやかネット「Vol.28 冷房、ストレス、寝不足、肌の露出、冷たい飲物・食品の摂り過ぎなど『夏の冷え』対策を探る」(https://www.nipro.co.jp/sukoyakanet/29/)
養命酒製造 養命酒NEWS「冷えは病気のサイン」(http://www.yomeishu.co.jp/sp/health/mibyou_prevention/hie_sign/)

投稿日:2017年11月16日 更新日: